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Number_i『3XL』全世界配信 + Atlantic Records提携 + WME契約——平野紫耀プロデュース初のラブソングが示す元King & Prince 3人組の海外本格展開

  • 5月20日
  • 読了時間: 3分

Number_iが3rd Single『3XL』を2026年1月29日に全世界配信リリースした。平野紫耀プロデュースによる表題曲では初の恋愛ソングへの挑戦となり、メンバー3人(平野紫耀/神宮寺勇太/岸優太)それぞれのソロダンス映像も同時公開された。さらに2026年2月にはWME(William Morris Endeavor)とのエージェント契約、4月にはAtlantic Recordsとの提携を発表し、TOBE所属の3人組として米国メジャー流通網に直結する体制が整いつつある。元King & Princeの3人による独立から3年目に到達した本格的な海外展開戦略の現在地を整理する。

『3XL』は平野紫耀本人によるプロデュース楽曲で、表題曲として初めて恋愛をテーマに据えた挑戦作となる。ベースの効いたグルーヴと素直なラブソング詞が共存する設計で、Number_iがこれまで展開してきたヒップホップ/EDM寄りの楽曲群とは異なる新境地を開く一曲となった。MVは前作『未確認領域』のスピンオフ的位置付けで、監督は鴨下泰希氏が引き続き担当している。

業界文脈として、Number_iはTOBE所属の3人組で、2024年1月のデジタルシングル『GOAT』でデビュー。以来『INZM』『FUJI』『未確認領域』『3XL』とリリースを重ね、グループとしてのコレオグラフィ志向と各メンバーの個性的なパフォーマンスを両立させる構造で支持を拡大してきた。2026年2月にWMEとのエージェント契約締結が発表され、世界規模での代理業務をWMEが担い、マネジメント業務をTOBEが継続する形となった。

制作実務/配信戦略の観点では、Atlantic Recordsとの提携は米国メジャーレーベル流通網への直接接続を意味する。Warner Music Group傘下のAtlanticは、ヒップホップ/R&B/ポップス領域の主要アーティストを抱える米国大手で、ストリーミング起点のグローバル・プロモーション網を持つ。Number_iにとっては、北米市場での認知形成・DSPプレイリスト掲載・主要メディア露出が一気に拡張される基盤となる見込みだ。

近作も併せて: 『GOAT』

Number_iのデビュー曲『GOAT』(2023年12月31日配信)は、年越しのタイミングを狙ったリリース戦略と、世界的なダンスチーム MOVE GRAVITY を起用した振付・パフォーマンス設計で大きな話題となった。ストリーミング起点のキャリア形成を前提に、ヒップホップ/EDM寄りの音響設計と高度なコレオグラフィを組み合わせた構造は、Number_iの方向性を象徴する一曲として位置付けられている。

ZEN編集部視点として、Number_iの海外展開戦略は「日本人アーティスト×米国メジャーレーベル提携×世界エージェント契約」という3層構造を備えた事例として注目に値する。配信代行+SNS発信だけでは到達しにくい北米メインストリーム市場への接続を、Atlantic+WMEというインフラ層の確保によって設計している点が独自性となる。インディーズ・クリエイターの海外展開モデルとは異なる「メジャー流通×グローバル代理」アプローチで、TOBEのプロデューサー設計の射程の広さを示すケースとなる。Welcomeman Record・Shizuku Recordといった独立系レーベルが目指す海外接続戦略にも、フレームワークとして参照される余地がある。

出典: 音楽ナタリー(2026-01-29)、Billboard JAPAN、THE FIRST TIMES、Mikiki by TOWER RECORDS、USEN encore、TOBE OFFICIAL。

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