top of page

JASRACがAI生成楽曲の考え方を提示——「人間の創作的寄与」が著作物性の鍵に

  • 5 日前
  • 読了時間: 2分

JASRAC(日本音楽著作権協会)が、AIが歌詞も曲も生成した楽曲の取り扱いに関する考え方を示した。単純な指示のみで生成された作品は「人間の創作的寄与が認められない」として、著作物には該当しにくいとの整理が注目を集めている。

示された考え方では、プロンプトに独自性のある選択を盛り込んだり、生成結果を編集・調整したりするなど、人間が道具としてAIを用い創作的に関与している場合に著作物性が認められうるとされる。完全な自動生成と、人の関与を伴う制作とを区別する枠組みである。

日本の著作権法は「人間の創作的関与」を権利発生の前提としており、文化庁の見解とも整合する。海外でも完全自動生成物の権利を限定的に捉える動きがあり、国際的な議論と歩調を合わせる形となっている。

制作現場では、AIをどの工程でどのように用いたかを記録し、人の関与を明確にする運用が重要になる。権利の所在を整理しておくことは、配信や二次利用の局面でのトラブル回避につながる。

大手レコード会社とAI音楽プラットフォームのライセンス契約も進み、正規の枠組みでAIを活用する流れが強まっている。ルールの明確化は、制作者が安心して技術を取り入れる土台となる。

ZEN編集部視点:権利と制作工程の透明性は、独立系クリエイターにとって特に重要になる。ZEN PROJECTでは権利処理と配信の実務支援に取り組んでおり、制作記録の整備を推奨している。

出典:NHK/Musicman ほか

コメント


bottom of page