Spotifyがミュージックビデオ・チャートを新設 アーティストからの直接ピッチも開放
- 7月29日
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Spotifyが、ミュージックビデオに特化したグローバルチャートを新設した。日次の再生数に基づいて世界の上位50本を並べる仕組みで、同社が映像領域を本格的に指標化する動きとして注目される。あわせて、アーティストが自身の映像をエディトリアルチームへ直接提案できる仕組みも開放された。
直接アップロードの機能はベータ段階で対象を拡大しており、公式ミュージックビデオに加えて、カバー、スタジオセッション、ライブ映像などを配信基盤側へ直接載せられるようになっている。6月に始まった一連の更新を、チャートという可視化レイヤーで束ねた構図だ。
業界文脈としては、音声配信を主戦場としてきたプラットフォームが、映像の視聴時間を自陣に取り込む流れの一環と読める。映像は滞在時間を伸ばし、広告在庫と推薦精度の双方に効く資産であり、音声と映像を同一の推薦系に載せられるかどうかは中期的な競争条件になる。
制作実務の観点では、これまで動画プラットフォーム向けに最適化してきた映像資産の運用が変わる。公式MVだけでなく、スタジオ映像やライブ映像といった二次的な素材にも配信面が用意されるため、撮影段階から複数の出力先を想定した素材設計が現実的な選択肢になる。撮り下ろしを一本作るより、既存素材の再編集で面を埋めるほうが費用対効果が高い局面も増える。
業界視点では、ピッチ機能の開放も見逃せない。エディトリアルへの提案枠が増えることは、規模の小さいチームにも露出獲得の入口が増えることを意味する。ただし提案の質が問われる構造は音声のプレイリストピッチと同じで、作品情報とリリース計画を整えた上で申請できるかが分かれ目になる。
ZEN編集部視点:映像を「宣伝素材」ではなく「配信される作品」として扱う前提が広がりつつある。撮影計画の段階で、公式MV・ライブ・スタジオ映像をどの面へ出すかを決めておく運用は、今後の標準になっていく可能性が高い。
出典:Music Business Worldwide、Digital Music News、Playlist Push



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