藤井風 3rdアルバム『Prema』リードトラック『Hachikō』MV公開——Sir Nolan / Tobias Jesso Jr.参加の海外コ・ライト体制で発信
- 2 日前
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藤井風が3rdアルバム『Prema』(2025年9月リリース)のリードトラック『Hachikō』のMVを公開した。
Sir Nolanのプロダクション、Tobias Jesso Jr.のアイデア提示、藤井のメロディ・歌詞、さらにNewJeansなどで知られるプロデューサー250(Iogon)が参加した、海外コ・ライト体制で制作された一曲となる。
アルバム全曲英語詞という意欲的な楽曲制作姿勢の象徴的ナンバーである。
MVの設計:地理的固有性と普遍性
『Hachikō』は渋谷から幻想的な世界へと映像が転回する設計で、MV監督はMESS。
実写の主人公と忠犬ハチ公の物語を下敷きに、地理的固有性と普遍的物語性を同時に走らせる構造となっている。海外リスナーへの可読性と国内ファンのナラティブ接続を両立する設計が特徴的だ。
業界文脈:海外コ・ライト体制の実装事例
J-POPアーティストの海外コ・ライトはここ数年で実装事例が積み上がってきた。
LAやNYでの共同制作セッション、欧米プロデューサーとのリモートコラボレーション、北米主要ライターズキャンプへの参加など、楽曲ディベロップの場が国境を越えて拡張している。
藤井風はこの潮流の中で、英語詞メイン化と海外プロデューサー起用を組み合わせた事例として位置づけられる。
制作実務:パブリッシングと配信戦略
海外コ・ライトのトップライン契約は印税持ち分とパブリッシング持ち分の事前合意が前提となる。
米国側パブリッシャーの参加によりSync Licensingルートの開拓が容易になる一方、複数管理団体の権利処理を整理する必要がある。
配信戦略としては、英語詞による海外DSP流通可読性の向上が、Spotify Discover Weekly等のアルゴリズム露出に有利に働く設計となっている。
近作も併せて:『Shinunoga E-Wa』
2020年リリースの『死ぬのがいいわ(Shinunoga E-Wa)』は、海外TikTokを起点に2022年以降グローバルでバイラル化し、藤井風の海外リスナー基盤を一気に拡大した楽曲である。
アジア圏での流通量に加え、欧米圏での認知形成にも寄与しており、現在の『Prema』海外展開の土台を構築している。
ZEN編集部視点
日本人アーティストの海外コ・ライト実装は、楽曲のサウンド面のみならず、パブリッシング契約・サンプル・クリアランス実務など、ビジネス側の整備が並行して進むことで成立する。
クリエイティブ・ラボ登録のインディペンデント作家陣にとっても、海外ライターズキャンプ参加機会の獲得と、英語Demoの整備はキャリア戦略の選択肢として現実味を増している。
出典:音楽ナタリー、skream、Fujii Kaze Official YouTube、note記事



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