坂本龍一の楽曲カタログ、米Excelerationと日本のNexToneが共同取得——アジア内外で権利管理を分担へ
- 11 時間前
- 読了時間: 2分
米インディペンデント音楽企業のExceleration Musicと東京の権利管理・配信事業者NexToneは7月2日、坂本龍一の原盤・出版カタログを遺産管理団体から共同で取得したと発表した。両社はジョイントベンチャーとしてカタログの共同管理者となる。
スキームとしては、Excelerationがアジア域外の権利管理と収益回収を統括し、NexToneがアジア域内を担当。出版権の管理ではフジパシフィックミュージックとも連携する。坂本のマネジメント会社KABと緊密に協力し、遺されたレガシーの保全と今後のリリースを進めるという。
欧米ではレガシーカタログの売買が活発だが、日本市場ではまだ一般的とは言えない。本件はExcelerationにとって日本市場での初の大型取得であり、日本の名作カタログが国際的な資産市場に本格的に接続される事例として位置づけられる。
音楽制作の実務面では、カタログの管理主体が明確になることで、映像作品やCMへのシンクライセンス、リイシュー、配信施策などの意思決定が迅速化する効果が期待できる。世界的に評価の高い坂本作品の二次利用市場は今後も広がる可能性が高い。
国内権利事業者であるNexToneがJVの当事者となった点も注目される。海外資本による単純な買収ではなく、アジアの収益回収を国内事業者が担う分担型モデルは、今後の日本カタログ取引の参照例となり得る。
ZEN編集部視点では、楽曲カタログが長期資産として評価される流れは、現役のクリエイターにとっても権利の帰属や管理体制を早期に整えることの重要性を示している。
出典: Music Business Worldwide、Music Week、Digital Music News(2026年7月2日報道)



コメント